そもそも公共料金て何?
クレジットカード払いの話で出てくる公共料金も同じ意味?
簡単な言葉でわかりやすく教えて~!
こんな疑問にお答えします。
書いてる私
○ クレジットカード払い歴20年超の40代主婦です
○ カード払いを習慣にするだけで、毎年5万円以上の現金が手元に届いています
○ 苦手なことが多いですが、”自分に合うやり方”を模索しています
「公共料金をクレジットカード払いするとポイントが貯まってお得!」
「クレジットカード払いをして公共料金を節約しよう!」
こんなフレーズを、よく耳にしませんか?
この記事では、そもそもの公共料金とクレジットカード払いと合わせて使われる公共料金の違いをお話しします。
それぞれの公共料金の違いを知って、お得なクレジットカード払いで困らないようにしておきたい方は、ぜひ最後までお読みください♪
公共料金とは?簡単にわかりやすく
公共料金とはどんな料金のことでしょう?
ここでは、本来の公共料金と、クレジットカード払いの場面でよく出てくる公共料金について、それぞれお話しします。
クレジットカード払いの公共料金と、そもそもの公共料金は違うものなの?
同じものもありますし、違うものもあります。クレジットカード会社のホームページで紹介されている公共料金のほうが、広い意味で使われている場合が多いです。
そのあたりのとらえ方の違いも見て行きましょう。
値段の決まり方の原則
公共料金のお話しの前に、前提として、モノの価格やサービスの料金の決まり方を知っておきましょう。
日本は市場経済を基本としています。そこでは、モノの価格やサービスの料金は、市場での自由な競争を通じて決められることが原則です。
なんか難しそうだね。
つまり、価格や料金は、手間や時間や費用がどれぐらいかかったかを考えて、作ったり売ったりする人たちが決めます。
もうけが出るように値段を決めるんだね。
さらに、需要(買う人の買いたい量)と供給(売る人の売りたい量)も値段を左右します。
買いたい量が売りたい量より多いと、価格が上がるし、少ないと価格が下がるんだね
参考:値段のしくみを知っておこう|man@bow(まなぼう)2022/9/29
本来の意味での公共料金とは?
モノやサービスの中には、上で紹介したような自由な競争による値段の決め方が、なじまないものもあります。
そのような場合は、国会または政府や地方公共団体などが直接関わって、値段の設定や改定をします。
このように、公的機関によって価格や料金が決定されるものを、総称して公共料金と呼んでいます。
自由な競争で決めることがなじまない…って、どんなもの?
多くの人々の生活に与える影響がとても大きく、国民にとって欠かすことができないモノやサービスが当てはまります。
本来の意味での公共料金の例
国民にとって欠かすことのできないモノやサービスは、値段が上がり過ぎると多くの人が生活に困ってしまうので、企業が勝手に値段を決められないように公的機関が関与しています。
たとえば、電気料金は、国が値段を認可したり、上限を決めたりする公共料金です。
公共料金は、電気・ガス・水道などの光熱分野以外にも、様々な種類があります。
分野 | 例 |
---|---|
光熱関連 | 電気料金・都市ガス料金 等 |
交通関連 | 鉄道運賃、バス代、タクシー代、国内航空運賃、高速道路料金 等 |
通信関連 | はがき、封書、固定電話通信料 等 |
教育関連 | 国公立学校授業料、教科書 等 |
公衆衛生関連 | 水道料金、診療代、介護料、公衆浴場入浴料 等 |
一般行政関連 | 自動車免許手数料、行政証明書手数料、パスポート取得料 等 |
その他 | 公営・都市再生機構・公社家賃、たばこ 等 |
参考:公共料金とは|消費者庁 2022/9/29
これが、そもそもの公共料金なんだね!
そういえば、税金は入ってないけど…?
税金や社会保険料も、公的な機関が決めていますが、これはサービスやモノの対価としての料金や価格ではないので、公共料金に含まれません。
クレジットカード払いの場面での公共料金とは
「公共料金をクレジットカード払いして節約しよう」
「公共料金のクレジットカード払いでお得なポイントを貯めよう」
このように、「公共料金」というワードは、「節約」「ポイント」「クレジットカード」…とうようなキーワードと共に、たびたび使われます。
この場合の公共料金は、本来の意味での公共料金とは?でお話しした公共料金よりも、広い意味で使われていることが多いです。
クレジットカードで出てくる公共料金は、どんなもの?
「国っぽいな」「公共っぽいな」「国民の多くが使ってる感じがするな」…そんな感じがして、さらに定期的に支払いが発生する料金です。
突然、ものすごくアバウトになったね(笑)
この場合、実際には値段の決定に国や地方公共団体などが関与していなくても、公共料金として選ばれがちです。
じゃあ、値段が自由な競争の中で決まってるものでも
公共料金て紹介されてることもあるってことだね。
それでいいの?
公共料金の定義に合致していないとクレジットカード払いができない…なんてことはありません。
クレジットカード会社としては、「これは公共料金として紹介した方が都合が良いな」というだけなので、「違うだろー!」と指摘する必要はありません。
クレジットカード関連での公共料金の例
クレジットカードの公式サイトや、クレジットカードを解説するサイトで、公共料金として紹介されることが多い料金には、下のようなものがあります。
電気料金
ガス料金
水道料金
固定電話料金
携帯電話料金
インターネットプロバイダ利用料
放送受信料・視聴料
新聞購読料
国民年金保険料
自動車税
電車・バス定期代
ホントだ!
国や地方公共団体が関係ないのもあるけど
でも、なんとなく、どれもたくさんの人が使ってそうな感じはする♪
ちなみに当サイトでは、便宜上、次の項目を公共料金として扱います。
電気料金
ガス料金
水道料金
固定電話料金
携帯電話料金
ちなみに、ガス料金で言うと、プロパンガスの値段の場合は公的機関の関与がないので、厳密に言うと公共料金に当てはまりません。
しかし、「国民の多くが使う、定期的に発生する料金」なので、プロパンガスを含めたガス料金全般を公共料金としています。
そのほかの項目は、固定費や税金、その他の料金として扱います。
まとめ:クレジットカード払いにおける公共料金は柔軟に考えてOK!
公共料金に明確な定義はなく、便宜上、このような料金を公共料金と呼ぼう!としているのが現状です。
ですから、「本来の意味と違うから、公共料金としてクレジットカード払いをしちゃダメ!」ということはありません。
それぞれのクレジットカード会社の基準で公共料金を取り扱っていますが、それでOK!
クレジットカード払いにおいては公共料金を柔軟にとらえて、お得や節約につなげましょう。